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日記的な

日記だよ!でもアメリカに住んでる→日記なのに日付がずれる!→こまけぇこたぁいいんだよ!

大地の子(山崎豊子著)

Diary Book Review

火曜日。仕事はノリで定時に終わらせ、帰って着替えて近くの公園へ軽く運動をしに。体調を崩して1週間以上運動してなかったので、体を動かさねば。やり過ぎはよくないので30分くらい軽く走ってボール蹴って終了。サマータイムが始まると仕事終わっても外が明るいから嬉しい。今現在だと19時過ぎに日没で、これが8月とか9月になると21時過ぎまで日が出てるというパラダイスになる。なので平日でも仕事終わりに遊びに出かけたくなっちゃうのがサマータイムのいいところ。みんな浮かれてんだよね、夏は。

 

帰ってきて妻とご飯食べて終了だ!

 

苦節数ヶ月、チョロチョロ読んでいた大地の子が読み終わった。

 

 

満州国を開墾する名目で家族とともに送られた開拓団の一員であった幼い松本勝男が、敗戦後に中国に取り残されそこから波乱万丈の人生を描く今作。有名な本なので今まで読んでなかったのが恥ずかしいが、これで私も読んだことある人の仲間入り。いやー、感想としてはこんな人生厳しすぎってこと。特に、文化大革命の波に飲まれ日本人であるがゆえに政治思想犯の汚名を着せられ、僻地の労働改造所に送られて何年も重労働を強いられ暴力に晒されたりする時期が厳しすぎる。労働を通して思想を改造するというまさに文字通りな労働改造所。ここで言う思想改造とは、ブルジョア(資本家)にこき使われるプロレタリアート(労働者階級)としての階級意識を変革し、プロレタリアート独裁っていうちょっと意味不明だけど要するに共産主義の理想である資本家のいない世界を目指しましょうっていう改革運動の一環。そんなアホなと思えることが起こってしまう中国、そしてそれを起こす政治の権力闘争。巻き込まれるほうはたまったもんじゃない。こんな大逸れたことをこんな規模でできる中国の危険が危ない。中国の歴史を勉強すると、他の国々とのヤバさのレベルが桁違いなことが分かる。そんなむちゃくちゃできないだろ普通ってことが度々起こってるのが中国という国。

 

そうだったのか!中国 (集英社文庫)

そうだったのか!中国 (集英社文庫)

 

 

 

侵略戦争の様相を呈していた戦中の出来事で主人公が満州国に取り残されたことから話が始まるので日本のせいっちゃせいなんだけど、取り残された所が中国だとこんなことになってしまうという悲劇。中国共産党内の政治闘争で風向きがあっちにこっちにするのは国民にはたまったもんじゃない。まして政変のタイミングで日本人として中国に取り残されたら、反日感情も相まってその巻き込まれようは半端じゃない。「勝手にやってくれ」と思うのが普通の人。

 

著者の渾身の取材に基づいた本書は、今更読んだ私が言うのも何ですが日本人なら読まんといかんと思います。日本が参戦した戦争にこうやって振り回された日本国民が大勢いたということは知っておくべきなのは間違いない。それでは山崎豊子チャレンジ、次は沈まぬ太陽にいってみたいと思います!まだ買ってもいないけど。

 

沈まぬ太陽(一?五) 合本版

沈まぬ太陽(一?五) 合本版