suitandtie

日記的な

日記だよ!でもアメリカに住んでる→日記なのに日付がずれる!→こまけぇこたぁいいんだよ!

街中をウォータースライダーで駆け抜ける、その名もSlide the City

夏も本格化してきたこちらアメリカ西部。梅雨なんてものはなく、ただただ暑い。すでに日中には35度とかになるけど、夜には20度以下に下がるメリハリの良さが売りです。湿気も日本とは比べ物にならないほど低いから、汗をかいてもベタベタしないですぐ乾く。

 

そんな夏の入り口のこの季節に我が町にやってまいりましたイベントが「Slide the City」。これは全米の各年を回って開催されているイベントで、海外でもたまにやってるらしいいが日本には未上陸だと思う。

 


ウェブサイトを見れば一発でどんなものか分かるけど、ようは街中で道路を数区画封鎖してそこに空気を入れて膨らましたビニール製のウォータースライダーを広げて、流れる水に浮き輪で乗って滑っていくイベント。いやーこれがまた楽しいのなんのって。チケットの種類がいくつかあって、私は昼12時から14時までの間で3回滑れるチケットを$31.01で事前に購入してあった。

 

まず会場に着くと受付があって、チケットを見せるとリストバンドを受け取る。これにICタグがついていて、滑れる回数の上限に達している人はスライダーの入り口でそのICタグにより判別できる仕組み。また、受付で同時に荷物を入れるバッグと浮き輪、そしてマウスピースを受け取る。このバッグに持ってきた荷物を入れて、背中に背負って滑る。このバッグ、特に防水じゃない所が曲者で、携帯とか鍵を濡れないようにするには自分で防水グッズを持ってかないと駄目。私は家にあったジップロック袋を使った。できるだけ手ぶらで来いよっていう主催者側の意志がひしひしと伝わるおもてなしであった。

 

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この写真でみんなが背負ってるバッグのことです。

 

そして支給された浮き輪は、写真右手前のハゲチョビンがやっているのと同じように頑張って膨らましながらスライダーの入り口までの列に並ぶ。$1払って機械で膨らましてくれるコーナーもあって、膨らますのがダルいって人には有難いと思う。勿論、私は自分の口と喉と肺を駆使して膨らました。$1をケチったわけではなく、まぁ言うなれば男の意地ってやつだね。

 

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このように3列のスライダーになってて、道の両脇の列に並んで上まで上がっていき、順番が来たらあとはもう滑るだけ。スライダーはゆるい坂道に設置されていて、さらに入り口のところから水が流れているので、浮き輪を体の下において飛び込めば余程どんくさくないかぎり勝手に滑っていく。もちろん老若男女参加しているのでかなりどんくさい人達もいて、彼・彼女らはコースの途中で止まっちゃて係の人が押し出して滑るのを手助けしていた。この日私が見たベスト・オブ・どんくさいは、浮き輪にうつ伏せに飛び乗ろうとしるんだけど浮き輪にバイーンって跳ね返されて、それを5回くらい連続してやってていつまでもスタートが切れなかったおっさん。人の動きを見てあんなに笑ったのはいつ以来だろうか。あまりの滑稽さに周りの人たちも大爆笑してた。

 

とまぁこんな感じで3回滑って終了。会場についたのが12時過ぎで受付の列に並んで1回目に滑るまでに40分くらいの待ち時間。その間、浮き輪を膨らまして列に並んで待った。また滑る合間の列に並ぶ時間が結構あって、各回に大体20分くらい並んでいた。そして3回滑り終わったのが大体13時30分くらい。そこまで苦じゃなかったけど、炎天下の中で列に並んでいたのと滑るときにはしゃぎまくったのとで結構疲れた。このイベントには滑る回数無制限の1日パスもあったけど、もしそれを買っていたら相当疲れたと思うので、私には3回のスライダーでちょうど良かった。

 

また来年このイベントが我が町に来たら絶対に参戦したいと思いました。