銀座 鮨結〜高級寿司屋はアミューズメントパーク〜
ここの鮨はとてつもなく美味かった...。
去年の9月のことだけど、古くからの友人と縁あって晩ご飯を食べに行くことになったのが銀座5丁目にある「結」というお寿司屋さん。
夜の銀座はやはりキラキラしててまさに大都会。和光のでっかい時計があるビルが目印の4丁目交差点から、30秒くらい歩くと着くビルの8階にあるこのお店。エレベーターを降りてすぐの店員さんの挨拶にちょっと面食らう。ドアも何もなく店内に入る形で、照明がかなり落としてあるのだけれど、それを抜けてカウンターまで来ると眩しいほどに明るくなる。きっとこの光のコントラストがインテリア的にうんたらかんたら。着席するのは、大将ともう一人の職人さんの計2人が立っているL字型のカウンター席。
豆知識としては、大将の髪型がかなりロックンロール。職人の2人は、もともと築地で寿司を握っていた人達らしい。そして、お酒や小鉢は女将さんが給仕してくれた。女将さんの着物がとても素敵でした。
席についたらもうあとは食べるだけだよね、ということで。
先付けからウニという...。
そりゃお酒も飲むよねということで日本酒三種飲み比べ。味はどれも素晴らしいので、細かいことは覚えてないし割愛。
お造りが何の魚か覚えてないっていう。残っているのは美味しかった記憶のみ!
ガリが2種類って所がたいへんイカしてた。卵も美味い。
これは中トロ。
これは富山の白エビ。これ、小さなエビを何十匹も寄せ集めて握ってあるんだぜ...。
獲れてすぐに船着き場すぐの加工場で1匹1匹殻を剥くらしく、そういう人達の頑張りでこういう美味しいものが食べれることに圧倒的感謝。
そしてくるバフンウニ。
さらに穴子くん。上に乗ってるすだちの皮がなんとも爽やかで、要するに美味い。
写真では分かりづらいけど、握りの酢飯が少し変わっていて赤い色をしている。これは赤酢を使っているためとのこと。でも酢飯はネタの味を一切邪魔すること無い繊細なお味。
こんな感じで握りと小鉢が交互に出てくるような流れで、約2時間弱のゆったりとしたお食事コース。写真に載ってるものだけじゃなくて、他にも握りが幾つかと小鉢が幾つか、そしてお椀もあってそれからデザートで〆。この日は握り計10貫と小鉢計5皿が出てきた。これで1万5千円のお会計。お酒も飲んだから、実際はプラス2千円くらい。
まぁ値段は高い。ものすごく高い。日本に住んでたとしても月1でも行くかどうか、いや行かないな。でも今回はちょっと縁があって行くことになったので後悔はまったくないし、むしろものすごく美味しかったので大満足。
私の人生のうち、こんな高級寿司屋に行くことは数えるほどしか無いと思うので、これが銀座の寿司だ!っていうのを味わえたのはたいへん貴重な体験だった。
で、そう言った手前ではあるが、実際は先月日本に再び帰った際に母を連れてランチで再訪しているという。数えるほどしか無い機会をこんな短期間で2回も使ってしまった私。でもランチは5000円からとかで、夜に比べると大変リーズナブル。それでも高いけどね。ランチは品数は少ないけど、質はディナーと変わらない確かな握りが堪能できてとてもよろしい。