モロッコ・ポルトガル・スペイン旅行記〜まずは準備〜
6月に11日間ほどで、モロッコ・ポルトガル・スペインの3カ国を妻と2人で旅行してきた。短い期間だったので行動範囲は限られてしまったけれど、とても有意義に旅行できたと思う。モロッコではマラケシュ、ポルトガルではポルト、スペインではバルセロナに滞在。初めてヨーロッパ(モロッコはアフリカ大陸だけど)旅行だったので事前に可能な限りの手配をしようと、ネットを駆使して入念な下調べ。今後の参考になればと、往復の航空券以外で事前に手配したのは以下。
寝床
何はなくともまずは宿。airbnbでモロッコとポルトガルの宿を手配したのが、出発の約1ヶ月半前。
マラケシュではここで2泊。
と、ここでさらに2泊。
場所はどちらもメディナ(旧市街)の中で、フナ広場というマラケシュ最大の観光地の徒歩圏内。1軒目の宿は、なるべく安い値段でそこそこのクオリティを、という基準で選択。2泊で$77という値段は魅力的だった。そして2件目の宿は、妻の「ここに泊まりたい!金に糸目はつけない!」という言葉で決定。2泊で$147は、モロッコという国にしては高いと思った。
そしてポルト滞在中の宿はここ。
この宿の特徴である、オーシャンビューならぬリバービューに惹かれたのと、ポルトの街の中心に徒歩圏内なのが決定要因。2泊で$137。値段は、ヨーロッパだしこんなもんだろうという感じ。
バルセロナではairbnbではなくホテル滞在。booking.comで予約したのはここ。
大人2人、3泊で$503、1泊あたり$168。まぁバルセロナは前2カ国と比べて物価高いとの評判だし、こんなもんかなという印象。最初、airbnbでも宿を探したけれどピンとくるところがなくて、しかもどこも値段が1泊で最低$120とかする感じで、それならホテルの方がセキュリティの面でもサービスの面でもいいんじゃないかなという判断。
交通手段
モロッコでの移動はほぼ徒歩かタクシーとのことなので、事前手配はなし。ポルトガルは、アメリカと同様に個人配車サービスのUberが使えるということだったので、徒歩とUberの組み合わせで問題なし。そしてスペインは曲者で、ポルトガルのすぐお隣なのにUberが使えない。タクシーはやはり値段がネックなので、そんなのよりメシと酒にお金が使いたいというのが本音。となると、頼みの綱は公共交通機関。バルセロナは日本までとは行かなくても電車・地下鉄・バス網がしっかりあり、それら全てが乗り放題になるというHola BCN Travel Cardを購入。
これは、2〜5日間の有効期限を必要に応じて自分で選んで購入するというもの。私たちは、4日間/96時間有効のチケットを2人分49.5ユーロで購入。乗り放題チケットを買うメリットはいくつもあって、その都度切符を買う手間、間違った切符を買うリスク、また駅で切符を買う際にスリに遭うリスクが高いらしく、これらを総合して少し値段が高くても乗り放題チケットを買うメリットが大きいと判断した。結果的にこれは大正解だった。
観光名所
モロッコの滞在期間は4泊5日。事前の予定としては、1日目はメディナ(旧市街)散策、2日目と3日目に砂漠ツアー、4日目にJardin Majorelleという、イブ・サンローランが所有する庭園に行って、メディナを再び散策という予定を組んだ。結果的にこの予定通り過ごせたけれど、砂漠ツアーはプライベートツアーでない限り、その日の申込人数によっては中止の場合があるとのことだったので、事前予約はできずその時の運次第だった。Jardin Majorelleは入場券の事前購入は必要なし。
ポルトガルの滞在期間は2泊3日。ポルトの街はそこそこコンパクトだという調査結果を信頼し、徒歩で散策しようという心づもり。事前に行こうと決めていた観光地は、Lello y Irmaoという有名な本屋さん、Majestic Cafe、そしてSao Bento駅にあるアズレージョを見に行く事くらい。Lello y Irmaoは本屋なのに入場券の購入が必要だが、当日現地購入で問題なし。あとは流れでいきましょう。
スペインの滞在期間は3泊4日。スペインリーグサッカーはすでに今シーズン終了。なぜシーズン中に行かなかったのかは謎。試合は見れなくてもスタジアムには行かなければということで、FCバルセロナの本拠地であるカンプ・ノウのツアーチケットを事前購入。2人で50ユーロ。
そして、さすが世界有数の観光地であるバルセロナ。他にも沢山ある観光スポットに行きたいという妻の希望もあり、事前にチケットを買ったのがガウディ建築の1つであるグエル公園。2人で14ユーロ。
そしてガウディで1番有名なサグラダ・ファミリア。チケットの種類がいくつかあって、音声ガイドの有無、展望台に入れるか否かなどの違いがある。私たちが買った「Gaudi's Work and Life」というタイプのチケットは、音声ガイドが付いてさらにグエル公園内にあるミュージアムの入場券も付いて、2人で48ユーロ。
バルセロナでのこれら3箇所のチケット全てに共通する注意点は、入場時間が決まっていること。チケットを購入する際に入場時間を決めないといけないので、現地についてから予定を変更することができない。
ネット環境
このネット全盛期、現地でスマートフォンが使えることはかなり大事。グーグルマップとグーグル翻訳なしで旅行すると思うとゾッとする。かなり入念に下調べして、出発前に現地で使えるSIMなりルーターなりを手配することも考えたが、結局現地の空港で手配することに。下調べの際、下記の記事には大変お世話になりました。
自堕落な技術者の日記 : バルセロナでプリペイドSIMの購入(2016年11月版) - livedoor Blog(ブログ)
旅行中に小さなトラブルはチョイチョイあったけれど、それは旅のご愛嬌。結果的には、事前の調べが足りなかった部分は特になし。さぁ出発前の準備はこんなところ。あとはスーツケースに荷物を詰め込んで飛行機に乗るだけ。