青の花 器の森を読んで過ごす週末
金曜日のインドアサッカー後に飲みすぎて帰宅。土曜の朝はゆっくり起きて、ダラダラ朝ごはん食べて、昼ごろまでのんびり。
買おうか買うまいかしばらく迷っていたこの漫画を、妻に押し切られる形で購入。
作者が小玉ユキってだけで、もう面白いことが確定しているこの漫画。どっかのタイミングでキンドル版のセールがくるかもだから、それまで待とうと思ってたけどあえなく撃沈。私にとっては「坂道のアポロン」、「月影ベイベ」に続く小玉ユキ作品。
勝手な個人的ランキングでは「坂道のアポロン」がいまだに不動の1位だけど、この「青の花 器の森」も絶妙に面白い。
あらすじはアマゾンより
波佐見焼きの窯で絵付けの仕事をしている青子。その窯に、海外で作陶していたという龍生がやってきた。無愛想で人を寄せ付けない龍生に「絵付けされた器に興味ない」と言われ、自分の生き方まで否定された気持ちの青子だが、反発しながらも龍生の器に惹かれていき…?
器に魅せられた男女が出会ったことで、大人の恋が動き出す--!
「坂道のアポロン」と同じく九州が舞台のこの話。この作者が選ぶテーマは本当に毎回毎回私にドンピシャすぎる。長崎の波佐見焼って、最高かよ。全然詳しくないけど、焼き物っていいですよね。
小玉ユキ作品に出てくる登場人物は、みんな揃いも揃っていい人。その点がちょっとファンタジーかもしれないけど、読んでいてすごく安心する。その中で悪役的な人も出てくるけど、実は本性はすごく善人で、暗い過去や何らかの事情で一時的に負の部分が強調されている場合が多い。現実の世界でもそういう人たちはたくさんいると思うから、そういう意味ではファンタジーじゃないのかも知れない。
ジャズはもともと好きだったけど、「坂道のアポロン」でさらにジャズにハマり、「月影ベイベ」を読んでは次に日本に行くときは富山のおわら風の盆に行こうと決心させられ、そしてこの「青の花 器の森」ですよ。長崎行かなきゃいけなくなっちゃったよ。
で、波佐見焼が欲しくなっちゃってネットで買えるサイトを巡回して土曜の午後が終わってしまった。