suitandtie

日記的な

日記だよ!でもアメリカに住んでる→日記なのに日付がずれる!→こまけぇこたぁいいんだよ!

ポジティブな「ヤバイ」とネガティブな「ヤバイ」

仕事始めの月曜日。今日は一日雨でたまにみぞれのようなのも。山の方ではめっちゃ雪が降ってるらしい。先週末の気温は20℃とかだったのに今2℃だよ!この変り身の速さはすごいすぎて、日本ではありえん。私の住んでる辺りでは四季というものがない。あるような気もするけど、春と秋がそれぞれ1ヶ月もないような感じで、あとは夏と冬でいいだろ!という潔さ。

 

今日も仕事は普通。けっこう苦味の強いお客さんとの電話に当たってしまった以外は概ね良好。終わって帰宅して、寒いのでとっととシャワーを浴び、その後やっすい麦焼酎のお湯割りでのんびり。嫁さんは今日も遅い帰宅。お疲れ様です。

 

Kindle積ん読になってしまっていたこれを読んだ。

 

 

なんだか耳の痛い提言って感じの部分が幾つもあったけど、まぁ普通と言っちゃ普通。言うは易し行うは難しってやつだな。いくつかハイライトした点は

  • 文化財修理の職人は学歴のない人の雇用の受け皿になるっていうのはまぁその通りだなと。
  • イギリスと日本のデータだけでの情報だから他の国もそうかはわからないけど、国の成長期には若いリーダー(首相)、成熟・衰退期には高齢のリーダーが現れる。ほんとにそうか?という気持ちがあるけど、まぁおおまかな流れはそうなのかな。
  • 欧米の労働者は力を抜くことが頻繁にあるから能力の高い経営者がさじ加減を調整してうまく働かせる。日本の労働者は命がけであるかのように働くので経営者がそれにあぐらをかいてしまっている。だから雇用主がもっと効率的に仕事をすれば、もともと一般労働者の能力、働く意欲は高いんだから成長率が上がる伸びしろがかなりある。これはまぁそうだなという印象。働いてる環境のせいで意欲が落ちてる人は日本にもいっぱいいるだろうけど、これは仕事に対する姿勢とか真面目さとかの人間としての根本的な思考の事を指してると思う。能力がない人でも最低限の仕事に対する姿勢が日本人はすばらしい。アメリカ人とかヤバイ人はマジでヤバイ。ちなみにここでつかってる「ヤバイ」は最近の褒め言葉的な「ヤバイ」では断じてない。全然働かねぇやつがメチャメチャいるよ、アメリカ。

著者は小西美術工藝社の代表取締役社長ということで、本の全体として受ける印象は「日本の観光業をもっと伸ばしていきましょう!そしたら日本のGDPも雇用も増えて、それに伴って寺社の修繕などでうちの会社がもっと必要とされるから業績拡大できる」という感じでしょうか。なんか微妙な書き方になってしまったが全然ネガティブな印象ではなく、著者なんだから自分の本がそういう方向になるのは別に悪いことじゃない。こういう類の本でハイライトが8箇所あったので自分の中では当たりでした。

 

まだまだ積ん読があって消化しきれん。追い打ちをかけるように、Kindleマンガを続々買ってしまって読書時間が削られている。安くなってる時しかほぼ買わないんだけど、安くなってる時が頻繁にありすぎる。