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日記的な

日記だよ!でもアメリカに住んでる→日記なのに日付がずれる!→こまけぇこたぁいいんだよ!

酒飲んだ自分の頭で考える少子化問題

なんだかんだでもう水曜日。仕事はそつなくこなして、昼はChipotle Mexican Grillで美味しいお昼をいただきました。やっぱたまに食べたくなるんだよね、ここのチキンボウル。米にサルサに野菜にチーズにとめっちゃ色々入っててすごくお気に入り。最近、食中毒事件が他州であって株価ダダ下がりしてるけど。

 

 

夜は家で適当に冷凍ピザなどを食べ、ビールを飲んで終了。両手の切り傷達が少しずつ回復してきた...。切実に早く治ってほしい...。

 

この記事で驚いた部分が以下。

国立社会保障・人口問題研究所の調査で男の子、女の子、どちらの赤ん坊が欲しいか、との調査に対して女児が何と68%、男児はわずか31%(2010年調査)であります。1982年が女児48%、男児51%だったことを考えると約30年の間に価値観が大きく変わっていることが良くわかるかと思います。また、日本国内では倫理上の問題からダメですが、海外を通じて「産み分け」に挑戦する人もいるようでその場合の希望は9割が女児だというのです。

理由は「家意識が薄れ、跡取りとしての子育てから楽しむための子育てに変化したことが影響している」(相模女子大学中西泰子准教授)とあります。つまり、上述のように買い物したり、一緒にお茶したり、もしくは歳をとった時の介護なども計算しているのでしょう。

 

女の子の子供がほしいっていうのが大多数なのか!私は子供ができるなら絶対に男の子がいいけどな。きっとそれは自分が男っていうのもあるのかもしれないけど、男児のほうが楽しいと思うんだよね。一緒にスポーツしたりやんちゃなことしたりできるし。というか自分が年取った時の介護なんて当てにしちゃいかんだろ。またそれは男女問わず各子供の意志次第だしね。

 

何年か前に読んだ本で、加藤久和著「世代間格差」ってある。

 

世代間格差: 人口減少社会を問いなおす (ちくま新書)

世代間格差: 人口減少社会を問いなおす (ちくま新書)

 

 

この本、今読み返すとものすごい情報量で、めちゃくちゃ線引いていろいろ書き込みしてある。

 

その中で世代間格差の要因の1つとして少子化を分析してる章があり、そこで少子化の原因は、

 

1)日本では結婚と出産が密接に結びついてるため、晩婚・未婚など結婚行動の変化

2)子供を持つコストの増加や雇用情勢の悪化(非正規雇用など)を含む経済状況の変化

 

の2点を挙げていた。1点目の結婚に対する考え方は時代とともに変わっていくものだと思う。自由恋愛で結婚するとかだってここ50、60年の話だし、共働き夫婦だってそんな昔からある状況でもない。だから今のような結婚状況がずっと続くとも思えないし、新しい形がこれからも出てくると思う。今のような状態が正しいわけでもなく間違ってるわけでもない。2点目の経済状況を自由に変えられるなら苦労はない。というかそんなの無理。

 

私は個人の考え方だったり経済状況を変えようとするより、今の時代に合わなくなっている制度を無くしたり変更を加えたりしていくべきだと思う。それは雇用制度もそうだし、婚姻制度もそう。また、親と子供の繋がり方はそれぞれ違いがあっていいと思うし、2世帯住宅で毎日両親と会う生活をする人達もいれば、遠い距離を離れ離れで住んで長い期間会わないような家族がいてもいいと思う。

 

なんだかうまく説明できないけど、結婚の形がどうとかお金がどうとか親との関係がどうとかじゃなく、「日本にたくさん子供を出現させるっ!」ていうことだけ、それだけにフォーカスして、ちょっと他の部分は切り捨ててるぐらいの思い切った制度ができたりするといいなと。まぁ今日本で子供を増やすってこと以上に大事な問題は、財政問題とか安全保障とかと比べてもそもそも存在しないんじゃないか?極端な話、日本にとって結婚してる夫婦の数とか親を介護してる子供世代の数とかどうでもよくて、ただ単純に「0−14歳の人口を爆発的に増やす」ってことのほうが大事で、その結果としてそのメリットを社会全体で享受しましょうという考えがあってもいいと思う。そん時に、両親が結婚してるとか同性だとか親と子が会う頻度とかはどうでもいい話なんじゃないかと。

 

なんだかくだらない日記が、最後の方はこんな真剣な話になってしまった。酒が入っているので話半分ということで。