ヒナまつり最高!!最新10巻が出た
月曜。今週も始まった。雨が降ったり止んだりのぐずついた天気。仕事はちゃちゃっと片付けて、週の初めから飛ばし過ぎるのもよくないのでさっさと帰宅。猫とまったりした時間を過ごし、溜まっていた皿洗いをして本日はおひらきです。
日本では3月3日はひな祭りだった。しかし私にとっての3月3日は「ヒナまつり」の日。そう、それはヒナまつりの最新10巻の発売日だったのである。
ヒナまつり 10<ヒナまつり> (ビームコミックス(ハルタ))
- 作者: 大武政夫
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2016/03/03
- メディア: Kindle版
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東京タラレバ娘もいい。僕だけがいない街もいい。
僕だけがいない街(7)<僕だけがいない街> (角川コミックス・エース)
- 作者: 三部けい
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2015/12/26
- メディア: Kindle版
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しかし現在連載中の漫画の中で個人的No.1はこのヒナまつりで不動。この漫画は毎年ひな祭りの日に合わせて最新刊が発売されるというムダな仕掛けがあるが、3月に入るとそわそわしている自分がいるのもまた事実。この漫画は本当にマジで面白すぎ。ギャグ漫画なんだけどわざとらしいギャグはなく、ちょっとおかしな人達がおくる淡々とした日常でシュールに笑わしてくる。あらすじはですね、
若手ヤクザの新田の部屋に突如として現れた楕円形の物体。その物体にくるまれていた少女ヒナは行くところがないと新田の家に住み着いてしまう。新田は少女を追い出そうとするが、強力な超能力者であったヒナが暴れたために新田は仕方なく言うことを聞くことになる。ずぼらで何も出来ないヒナに、ついつい新田は世話を焼き、ヒナは自分の超能力を当てにした何かをさせようとはしない新田に信頼を憶えていく。そんな中、新田の所属する暴力団の組長が襲われ、新田は若頭に相手の暴力団に1人で殴り込めと命じられる。それでもヒナには関係ないと単身乗り込もうとする新田だったが、ヒナは敵の暴力団事務所に乗り込み壊滅させた。このことに恩を感じた新田は正式にヒナと一緒に暮らすことになり、常識知らずの超能力者ヒナと、それに振り回されるヤクザの新田と周囲の人々のドタバタした結果オーライな日常が繰り広げられていく。
基本登場人物たちは皆アホ。でも皆それぞれがいい味出してて、特にヒナの同級生の瞳ちゃんが面白すぎる。瞳ちゃんが面白いって言うよりも彼女が巻き込まれる境遇がウケると言ったほうが正しいかもしれない。中学生なのにあれよあれよという間にバーテンダーになり、そこで得てしまった人脈のせいでキャリアウーマンになってしまい、気づけば中学生なのに高級マンションで一人暮らし。最新刊で高校生になった段階ではなんと会社を経営することになって、勤める会社が倒産して職探しをしている自分の父親が面接に来るというミラクルも。
いやそれ娘だって普通気づくだろっていう場面でも、それが荒唐無稽すぎて逆に気づかれないという。勘違いが勘違いを呼びおかしな状況が生まれるが、皆それに適応してしまう姿が本当に面白おかしくて、長く続いてほしい心の底から思える漫画。かと思えば、中華屋で居候させてもらっているヒナの同級生のアンズが出てくる回は感動系が多め。今巻では中華屋の老夫婦が店を畳むということで、店の味を絶やしたくないアンズが屋台のお店を始めるというもの。老夫婦は反対したが、味を継げたら養子としてアンズを迎えるというちょっと無理やりな展開。そしてその屋台に彼らが食べに来る場面。
こんな感じでちょっとお涙頂戴な場面も。だがそれがいい!とってもいい話のアクセントになっていてまったく嫌らしくない。みんなどこか抜けてるんだけど人として憎めない人情味があってとても魅力的。まぁ基本はギャグ漫画なんだけどね。
ヤクザ絡みのストーリーが多く、また未成年就労とか普通にギャグにしてるからアニメ化はされないだろうな...。だがそれがまたいい!このノリでこの漫画がいつまでも続くことを願う。