久々の日記
最近日記が書けてない体たらく。心機一転、またできるかぎり毎日つけていきたい。
土曜日の昨日は、朝はダラけて昼から外に出た。ダウンタウン地区にあるおシャマなコーヒー屋さんで読書、からの久々散髪。髪の毛長いとシャンプーしてもなんだかさっぱりしないから、短いのってすごく気持ちいい。その後、家に帰ってきてのんびりネットサーフィン。
この曲のタイトルを調べたり。
電話で、この本を妻に勧めたり。私の妻、なんとなく着る洋服のスタイルに一貫性がないんだよね。好きな服と似合う服はたいてい違う。そしてコーディネートの問題もある。うちの美人妻のさらなる発展に貢献できることを期待。
そして今日、日曜日。朝は寝坊プラス、ベットの上で猫とダラダラしてしまった。9時過ぎに食料品を買い出しに行って、帰ってきて荷物を下ろしたら、所属するサッカーチームの試合へGO!結果は4-3の劇的勝利。私自身もチームの3点目を決めれてよかった。帰ってきてからは、ひたすら酒飲みながら洗濯したり、家計簿つけたり、動画見たり、ネットサーフィンで1日が終わる。
この対談が面白い!前編も面白かったけど、こちらより、ものすごく興味深い話。
(ダースレイダー)ちょっとこの間発売になった『ユリイカ』で「短歌を書いてくれ」って依頼があって。で、書いたことなかったんですけど、書いてみたら「ああ、こうやっていくとこの単語の長さとこの単語の長さで、この後にまたこれが来ると……あっ、語呂がいい!」みたいな。この「語呂がいい」っていう感覚っていうのは日本の言葉がずーっと積み上げてきたなにかしらなんですよね。
(いとうせいこう)そうそう。なにかしらなの。
(ダースレイダー)で、それはじゃあなんでそうなったか?っていうのと、まあヒップホップのビートっていうのは、やっぱりそれじゃなくしようっていうのが最初の日本語をラップにするっていう時に5・7・5にならないようにしようっていうモチベーションが最初にすごいやっぱり……
(いとうせいこう)そう。あった。
(ダースレイダー)だから、おばちゃんに「ラップしてみて」っていうと5・7・5になっちゃうみたいな。「ナントカナントカナントカでー……」っていう(笑)。
-中略
(いとうせいこう)これは何事であろうか?っていうことがいまの考える主眼で。これはラップを自分が始めた時と同じような、どっかで常になにかそのことを考えてっていう状態になって。そしたらさ、人に聞くと、まあいまダースが言ってくれたけど、他の連中も「いまのラッパーはもう5・7・5をもう恐れないから平気で俳句的に乗せてくるやつらもいますよ、若いやつは」とかっていうわけよ。
(ダースレイダー)うんうん。それはやっぱりそこはフラットになったっていう意味では、対抗して、そうじゃなくしよう。アンチっていうのから、次のステージに上がるっていう段階には日本語的に来ているのかなっていう気がしましたよね。だから、やっぱりそうじゃないもの、そうじゃないものっていうのを求めてきたのから、そうじゃないもののレベルが1個上に上がったっていうか。
(いとうせいこう)うんうんうん。
(ダースレイダー)まあ日本語でやれることっていうのの可能性が……同時に、ラップっていうことの縛りで言うと常にアメリカっていう軸との距離感っていうのが……
(いとうせいこう)はいはい。そうだ、そうだ。
そして私は、いとうせいこうフェスに行きたい!
2日間とも行きたい!でも行けない!日本に帰る時期と重なっていれば、と悔やまれる。
ウルルン〜ラスベガス滞在記〜ブラックジャックとサイドベット編
この続き。
1週間いたこの度のラスベガス滞在。この滞在期間中の気温は平均40℃前後で、夜になっても37℃とかまでしか下がらなくて、屋外にいるのがほんとにしんどい。滞在中に私が見た日中の最高気温は46度でした。暑すぎ。これだけ暑いと何が起きるかというと、呼吸するのが難しくなる。空気が熱すぎて、気管を通る空気でむせるようになってしまう。基本的に夏のラスベガスは、屋内で過ごすのが賢明です。
月曜から金曜までは基本的に朝の9時から18時頃まで仕事。いつもと違う環境でする仕事は、それはそれでいいものだ。しかし仕事が終わってからが本番。毎晩何かしらかをしていた。ダメな過ごし方と分かってはいたが、1番長い時間していたことはカジノ。基本はテーブルゲームのブラックジャック。毎晩2時間はプレイしてたな。
この日本語のwikiページ、ブラックジャックを結構やってきた人にとっても興味深いことが書いてあると思う。ルールはシンプルで、
- ディーラーと自分に2枚ずつカードが配られる。その際ディーラーの手札2枚の内、1枚は見えないよう伏せられた状態で配られる。
- ジャック、クイーン、キングは全て10として数え、エースは任意で1もしくは11と数えられる。その他の数字はそのまま数える。
- 3枚目、4枚目とカードを引いていき(ヒットと言う)、手札の合計が21に近づくようにする。手札の合計が21以上になってしまった場合、「バースト」といってその時点で負けとなる。10とキング、ジャックと9など、最初の2枚ですでに21に近い場合は3枚目は引かずに、「ステイ」してもよい。
- プレーヤーがカードを引き終わったら、ディーラーが伏せていたカードを表にして手札を見せる(ショウダウンと言う)。キモは、ディーラーは手札が17以上になるまでヒットしなければならないという事。例えば、自分とディーラーの手札がお互いに10と3の合計13の場合、プレーヤーは「ステイ」してもいいが、ディーラーは「ヒット」しなければならず、次のカードがクイーンだった場合には合計23となってディーラーは「バースト」となり、手札が13だったプレーヤーの勝ちとなる。
- 最初の2枚が配られた時点で、「ヒット」や「ステイ」以外にプレーヤーには掛け金を増やせる、「スプリット」や「ダブルダウン」、ディーラーのカード次第では、「サレンダー」や「インシュランス」などの選択肢もあるが、そこまで知りたい人は自分で勝手に調べて欲しい。もしくはアメリカに来て私とカジノに行きましょう。
私が泊まっていたDowntown Grandというホテルでは、最小掛け金が$5でプレイできた。大王製紙の元会長のようにカジノで散財できる思い切りの良さがない私には、基本$5でプレイして、たまに$10とか賭けるショボいギャンブルで十分。ラスベガスのストリップなどにある大きなカジノだと基本的に最小掛け金は$10なので、ここは良心的だった。
そしてブラックジャックには大抵、「サイドベット」と呼ばれるものがあって、これが面白い。これは、配られた自分の手札2枚の絵柄や数字によって、ディーラーとの勝敗とは別で掛け金を置くというもの。ほぼすべてのカジノでやっている最もオーソドックスなサイドベットは、ハートの2とハートの10、クラブの10とクラブのキングなどというように、2枚の絵柄が揃っていたら勝ちとなる、「マッチ(match)」と呼ばれるもの。大抵のカジノでは換金率は2:5で、要するに$1賭けて絵柄が揃っていたら$2.50勝ちとなる。
Downtown Grandにあったサイドベットはこのマッチとはまったく違い、自分の手札に賭けるのではなくディーラーがバーストするまでに要したカードの枚数に対して賭けるという、初めて目にするものだった。ディーラーに聞いたら、最近出てきた新しいサイドベットの仕組みらしい。
どういうことかというと、例えばディーラーの最初の手札が10と3の合計13だとする。17以下なのでディーラーはヒットしなければならないので、3枚目を引きそれがエース。エースは任意で1もしくは11と数えるので、この場合は合計14。さらに4枚目を引かなければならずそれが2で、合計16。5枚目が6で合計22となり、ディーラーはバースト。計5枚のカードでバーストしたので、サイドベットの掛け金の5倍が支払われる、といった仕組み。バーストするのに要したカードの枚数が多いほど配当額が増えて、ここのカジノでは確か8枚以上で200倍の配当額だった気がする。つまり$1賭けてたら$200もらえる計算。
面白いのは、これはサイドベット(Side Bet)なので自分の手札の勝ち負けとは関係がないという所。たとえ自分がバーストしても、ディーラーもバーストすればサイドベットは勝ちとなって配当金が貰える。
ブラックジャックは基本的に、1回のプレイで自分が掛けだ金額以上に勝つことはないゲームなので、$5賭けてて勝ったら$5貰えるという具合。それに加えてこういったサイドベットで更に射幸心を煽る戦略なのだろう。そして私はこれが大好き。$1から賭けられるし、射幸心最高(ほどほどにね)。
そしてカジノでギャンブルしてる間は、お酒がタダで飲める。ウェイトレスがカジノフロアを巡回してて、自分の近くに来たらお酒を頼んでそれを運んできてくれる。タダとは言っても、チップはあげるべきなので厳密にはタダじゃないが、それでもビールやスピリッツ系など大抵のお酒は飲める。
私はブラックジャックをしている間、常に何かしらを飲んでいて大体クラフトビールかモスコミュールのテキーラ版であるメキシコミュールを飲んでいた。2時間とかプレイしてたら7、8杯は飲んでたな。カジノとしても、客をタダで酔わせてカジノで負けさせる戦法なので、ガバガバ飲んでもまったく気にしない。そして、今回の旅の間でカジノ中に飲んだ、90 Miles Awayというカクテルがものすごく美味しかった。中身はホワイトラム、ライム、ミント、グレープフルーツジュース。これは家でも作ってみたいと思う。
ちなみにこの旅での私のギャンブル戦績は負け。$100くらいは負けてると思うが、タダで飲んだお酒の量も半端じゃなく、そして一緒にブラックジャックをプレイしたほかのお客さんと楽しい時間を過ごせたので、自分としては悪くなかったと思う。勝ててたらもっと良かったのは間違いないけど。
ウルルン〜ラスベガス滞在記〜前編
そういえば、先月ラスベガスに仕事で行った時のことを日記に記していなかった。滞在したのは7月24日から29日まで。仕事の出張だったので、ホテル代から食費まで経費精算できたから大変嬉しい。
泊まったホテルは、Downtown Grandという所。
アメリカの各都市には、「ダウンタウン」と呼ばれる街の中心地として栄えている地域が必ずある。ラスベガスには、みんなご存知の有名ホテルが連なる「ストリップ」と呼ばれる地域があって、でもストリップはラスベガスのダウンタウンではないというのはあまり知られていない。ストリップから北に車で10分くらいの所にそれはあって、このホテルはそのダウンタウン地区にある。このホテルは結構最近出来たらしく、なかなか綺麗な内装。なぜかオンラインゲームに興じられる特別な部屋まであって、ラスベガスに来てまでゲームすんのかい。
部屋もこんな感じで綺麗。日本人としては部屋では靴を脱ぎたいから、カーペットが新し目なのは嬉しかった。
外には他のカジノビル群が見えた。ストリップにあるようなカジノと比べると、多少ショボいのは否めない。
日曜の昼過ぎに着いて、仕事は月曜からだったのでこの日は遊びに出かけた。Uberを拾ってストリップまで出てブラブラ観光からのお買い物。ルートとしては、
→ストリップにあるファッションショーモールでサンダルやら服やらを買い物。日本にいた時によく行っていたZaraもあって、ざっと見たけど全然いい服がない。昔はZaraでよく買い物したけど、ここ5年くらいはさっぱり。Zaraはもうダメかもわからんね。
こんな感じのモール。
→そっから外に出て、歩いてストリップを南下。
FASHIONSHOWの文字を裏から見て、Wynnを眺めつつ、
トレジャー・アイランドの中を通って歩いて行って、
Paris Casinoのエッフェル塔を横目に見つつズンズン歩いて行って、プラネット・ハリウッドというカジノにあるFrench Connectionという服屋でお買い物。
Frenchって言ってるけど、実はイギリス発のこのブランド。いやーのこのお店はホントいい!値段もお手頃で、行けば必ず欲しいものがあるから困っちゃうね。日本には、原宿に店があったみたいだけど撤退したのかな?
→更に南に歩いてコスモポリタンというカジノへ。
この写真の右に写ってるのはAriaというカジノで、写真には入ってないけどこれの隣にあるのがコスモポリタン。
ここのAllsaintsで更にお買い物。
この店はやはりいい。いつ行ってもいい。
→そっからベラッジオまでまた歩いてブラブラ。
噴水ショーのタイミングには合わなかった。でも今までに何回も見てるから、この日はスルー。
ここはある程度リーズナブルに美味しい日本食が食べれるから、ラスベガスに来るたびにかならず訪れるようにしている。そして私の住む町にもこういうお店が欲しい。欲しすぎて、料理長っぽい日本人のシェフに、「出資するんで私の住む町でお店やりませんか?」って聞いちゃったほど。きっぱり断られたけど。
→そっからまたUber拾ってホテルに帰った。
ラスベガスには今までに何回も行ったことはあって、今回は約15回目ぐらい。1度は行ったことのあるところばかりだけど、このようにストリップに繰り出して買い物したりカジノを見て歩いたりする、ラスベガスの王道っぽい過ごし方もとても良い。ふと思ったのは、この過ごし方ってすごく女の子っぽい。ひたすら買い物して美味しいご飯食べて、っていう。私は、高田延彦ばりに100%混じりっけなしの男の中の男だけど、たまにはこういう過ごし方もいいよね。
この日買った戦利品の一部。かなりかなり一部で、ほんとはもっと買い物した。
こっから1週間ラスベガス三昧です。昼間は仕事だけど。