2016年日本列島クラフトビールの旅
2016年の今年は、去年までと比べて少し長い期間で日本に帰った。まぁ長いと言っても合計3週間とちょっとだけれども、とっても充実した時間を過ごせたと思う。
ビール好きな私としては、もちろん色んな所でビールを飲みまくったので、その記録をここに残しておこうと思います。
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まず日本に着いて初日。飛行機の到着が夜10時とかで、実家に着いた時にはもう11時過ぎ。そのまま寝るのもなんだかなあということで、近くのローソンに行って晩酌を購入。
ローソンで買える、ヤッホーブルーイングから出ている「僕ビール、君ビール」。
セゾンスタイルのこのビールは、スッキリとフルーティーでやはり美味い。ヤッホーは本当に日本人の舌に合ったビールしか作らなくてスゴイと思う。
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そしてそれから数日後。ヤッホー続きで、ずっと行きたかったお店にようやく...!!そのお店は、よなよなBEER WORKS!!あまりに行きたすぎて、誰とも予定が合わなかったけど一人で突撃。
この日に行ったのは東京は赤坂にある店舗。1人カウンターに座って目の前のメニューを物色。このビールメニューが私の心をそそりまくり。
まず、いきなりSORRY UMAMI IPAからスタート。このビールに関してはかなり前に日記に書いて、それ以来ずっと飲んでみたかった。
アメリカ向けの輸出専用で開発されたらしいこのビール。アメリカはアメリカだけど、私の住む片田舎には出回っていなくて悔しい思いをしていたが、それならばと日本に逆輸入しているのを飲めるということを聞きつけ、自分自身までをも日本に逆輸入してすごくまどろっこしい感じでなんとかありつけたのがこのヤッホーブルーイングのSORRY UMAMI IPA。
実際のところ、個人的にはそこまで感動はなかった...。原料に鰹節を使っているらしいが、特に鰹節を感じるわけでもなかったし。まぁ事前の期待が高すぎたせいもあると思うので、あまり気にしない。でもすごく飲みやすくて美味しいのは間違いなかった。
次はTOKYO BLACK ALE。これは普通に美味しかった。
そして次の、よなよなREAL ALE。
これこれ、こういうビールが飲みたかったんだよというくらいたいへん素晴らしいビールだった。雑な風味が一切なく、ホップの苦味とフルーティーな甘みが絶妙なバランスで、繊細という表現がピッタリ。こういうビールを作らせたら、日本が世界で1番上手だと思う。アメリカにあるような、ハンパないホップの苦味やモルトの香ばしさのあるビールを飲んで、「かーっっッ!!」ってなるのもいいけど、こういう繊細なビールを味わえる日本のビールが私は大好きです。
そしてこの日は次の予定が入っていたので、惜しまれながらこの3杯でタイムアップ。1杯目を決める前に何種類か味見したり、合間合間でも味見したからメニューに載ってたビールは全て飲んだと思う。そして、この日は食事は何も注文せずにビールだけ飲んでいたけど、魅力的なつまみがたくさんあったので次行くときには色々食べたい。
トイレの手洗い場の蛇口がビールを注ぐタップ仕様になってるのがシャレオツだった。
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また別の日に行ったお店は、銀座にある麦酒屋るぷりん。
何が良いって店の名前が良い。
うすはりグラスで飲むとビールが3割増しで美味しく感じるのは私だけではないはず。しかし、この日に飲んだこの2種類のビールがどこの何ていうビールだったかはまったく記録に残っていない。唯一記憶に残っているのは、大変美味しかったということだけ。でも、お店の雰囲気も店員さんの距離感抜群の対応もすごく良くて最高だった。この時は鮨を食べに行く前の0次会として利用したけど、このお店はいつ行っても最高のビールが飲めるのは間違いないと思ったので、また銀座周辺に行ったらぜひ立ち寄ろうと思う。
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また別の日には、友達と浅草から上野までなぜか徒歩で移動して、しばらくぶらぶらしてからいい加減どっかお店入ろうぜってなって行ったのがTOWAというお店。ここはクラフトビールと蕎麦と日本酒が売りらしいが、食べ物は板わさといぶりがっこしか食べていないという...。なんだろうね、いい友人とビールがあれば他には特にいらなくなっちゃうのかもしれない。
まずは京都醸造の秋の気まぐれペールエール。ホップとモルトのバランスがすごく良くて、もう美味いとしか言いようがない。
秋の気まぐれ (Aki no Kimagure)kyotobrewing.com
お次は、うしとらブリュワリーのバージントリップIPA。ホップの香りが強いすごく良いIPAだった。
お店の雰囲気もよくて、閉店間際の入店だったのが大変悔やまれる。次はこのお店自慢のお蕎麦も食べてみたい。
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渋谷の宮益坂にあるコンシールカフェというお店に行ったときに飲んだのは、Mucho Alohaというハワイアンスタイルペールエール。
アメリカはカリフォルニア州のButcher's Brewingという所が作ってるみたいだけど、ネットを探してもウェブサイトがない。潰れたか...?ビールはとりあえず美味い。そしてこのコンシールカフェはおしゃまでまさに渋谷って感じのお店。男だけで行くには、ちょっとした心の壁を超えてからお店のドアを開ける必要がある。
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幼少期を過ごした我が誇りの地元である東京都品川区で行われた宿場祭りに行った時には、「品川縣ビール」を頂いた。
たしかラガーとアンバースタイルの2種類あって、私が飲んだのは写真左のアンバースタイル。お味の方は、まぁご当地ビールですね...といったところ。深くは語らないでおこうと思った。
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またある時は、古い友人に会いに東京都足立区は北千住へ。デニーズ(!)で楽しく晩ご飯を食べて別れた後、1人で商店街をぷらぷらしてて見つけたのがHACHI no SUというお店。北千住でクラフトビールと言えば、1番に挙がってくるさかづきBrewingに本当は行きたかったのだけれど、この日はあいにくの定休日。そんな中たまたま見つけたこのお店は、美味しいハンバーガーと世界のビールが樽生で飲めるというのがウリ。この日の私は、世界のビールには興味なかったけれど、このお店オリジナルという、「HACHI no SU ALE」を発見、そして即注文。
私の曖昧な記憶では、このビールは木内酒造にお願いして作っているってマスターが言ってたような言ってなかったような。そのお味はというと、とにかく最高。イギリスのビールによくある、モルトの香りが強いエールビールで、だけどごくごく飲めるという優れもの。ふらっと入ったお店でこんな美味しいビールに出会える私は、ビール運がものすごいあると思った。結局これを2杯のんだ。グラスのサイズがUSパイント(473ml)じゃなくてUKパイント(568ml)だったので、2杯でも大満足なのでした。
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田町のTSUTAYAに行った帰りに訪れたのは、スワンレイクパブエドというお店。ここは新潟のクラフトビールの雄であるスワンレイクビールの直営店で、この醸造所のビールが樽生で飲めるという、簡単に言うと最高のお店ってこと。
この日のラインナップはこちら。この日って言っても約半年前だけど...。
まずは越乃米こしひかり仕込みラガーからスタート。
ラガースタイルなのに「旨味」がすごくあるなと思ったのは、こしひかりのおかげなのだろうか。そして次は新潟県阿賀野の小麦を使ったという、アガノセゾン。
やっぱり私はセゾンビールが好きだなーと再確認。フルーティーな中にも苦味があるのがすごく良い。続いて、可愛い店員さんのおすすめだったポーター。
飲みやすい!抜群にうまい!そしてそして、同じ店員さんのおすすめでアンバースワンエールが次の1杯。私に全種類飲ませるために、ただ順々におすすめって言ってたんじゃないと思いたい。
これは紛うことなきアンバーエール。モルトが強すぎず、素晴らしい。そしてこの後に最後の1杯として、スワンレイクIPA 2016を飲んだのだけれど痛恨の写真撮り忘れ。結構酔っていたのかもしれない。美味しかったことだけは覚えているのだけれど。
スワンレイクのビールは本当に完成度が高いくてスゴイ。新潟に行きたくなっちゃったなこれは...。
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その他にもちょこちょこビールを買っては飲んでた。
例えばコンビニで。
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また、博多を訪れた時には、中洲にあるMorris' Hippoというお店で。
Old Speckled Henという英国産エール。やはりUKパイントは量が多くて満足度が高い。まぁその分値段も高いから当たり前っちゃ当たり前。
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博多駅前でやっていたファーマーズマーケットにて、大分県久住町から来ていたくじゅうビール村のスタウト。
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大分の由布院に行った際には、ご当地ビールを。
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どれもこれもポジティブな思い出しか無いのは本当に幸せなこと。今後も日本に帰る度に、おいしいビールを求めて東奔西走していきたいと思います。