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日記的な

日記だよ!でもアメリカに住んでる→日記なのに日付がずれる!→こまけぇこたぁいいんだよ!

由布院 御宿一禅

昨年末に大分の由布院を訪れた時の日記をまだ書いてなかった。ブログのネタは時間が経つと腐るという迷信を信じている私としては、ここいらで書いとかないといけないと思う。

 

 

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博多駅発のゆふいんの森号に乗って出発。車内は木材を基調とした作り。リアル版電車でGO!の景色が味わえる先頭車両以外はそこまで乗車率も高くない。最後尾の車両には私たち夫婦の他に6人くらいしかいなかったし。

 

 

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(上底+下底)×高さ÷2して台形の面積を求めたくなる山を見ながら、電車に揺られて由布院駅に到着。その後は由布院駅前を少し散策して、母親に頼まれた柚子胡椒ソースを買う。

 

 

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オンラインショップなどでは決して買わず、由布院に知り合いが行った時にだけおみやげでこのソースを買ってきてもらうといううちの母は、なかなか1本筋の通った主婦だと思う。茹でた鳥のささ身とオクラをこのソースで和えるのが鉄板メニューだそうです。

 

しばらくブラブラした後に向かった本日の宿はこちら。

 

 

www.oyado-ichizen.com

 

 

確か由布院駅前からタクシーで10分弱のとこにあったと思う。宿の本館に内湯がついた部屋が5室、露天風呂付きの離れが8棟あるこちらの宿。私と妻が泊まったのは、「桔梗」という離れの1棟。

 

 

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イケてる扉から入ると、イケてる玄関。

 

 

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この「桔梗」の部屋は離れなので、たまに芸能人がお忍びで泊まられるんですよ、とは宿の人談。とりあえず、私達もお忍びなんです、自分たちの親くらいしか来てること知らないんですよ、とは言っておいた。宿の人の反応は、安定の苦笑い。

 

「一禅」では何もかもが良かったが、特に晩飯が最高だった。

 

 

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こちらがお品書き。昨年10月中旬のメニューなので、今見るとかなり時期外れかもだけれど美味しかったことには間違いない。全ての料理の写真を撮ったけど、特に印象に残ったものを幾つか。

 

 

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松茸・海老・鱧・鶏もも・銀杏が入った土瓶蒸し。鱧が抜群に美味しかった。

 

 

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甘鯛の難波焼きという代物。すり身を蒸したものだったと思うけど、よく覚えていないというか分からない。

 

 

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豊後牛の笹巻き蒸し。豊後牛旨すぎ。蒸すと牛肉ってすごくさっぱり食べられる。因みに、これを食べるまで豊後(ぶんご)の読み方を間違えていたことは内緒だ。

 

食中酒としてフランス産の赤ワインハーフもいただいて大満足。食事の後は部屋に戻ってのんびり。

 

 

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 「桔梗」の部屋に付いてるお風呂はこんな感じ。写真の左手には中庭があり、特に仕切りなどはないので半露天になっている。

 

 

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時間軸が変わって昼の写真だけど、中庭はこんな感じ。

 

確か宿の人曰く、以前はガラス張りの仕切りがあったが、お客さんから、「無い方がいいんじゃないの」と言われることがよくあって、思い切って取っ払ったらそれ以来好評とのこと。私もそう思います。

 

 

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内湯の他に、こんな共用の露天風呂もある。さらに事前に予約して取る貸切露天風呂もあって、滞在中に計3つの違うお風呂を楽しめるようになっている。どれもこれもいい湯なんだな、これが。結局1泊2日の滞在中に、内湯3回、露天風呂2回、貸切露天風呂1回を楽しんだ。

 

 

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宿のイケてる中庭。

 

 

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約10年ぶりくらいに飲んだデカビタとともに。この後めちゃくちゃ飲み干した。

 

 

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地味に感動したのが、備え付けだったシャンプーとボディーソープ。POLAから出ているもので、肌触りもいいし匂いもすごく良くて持って帰りたくなったくらい。朝ごはんも大変美味しく頂き、大満足の滞在だった。

 

 

 

宿をチェックアウトして少し由布院の町を散策したけれど、街の雰囲気に関して何より思ったのが韓国人の観光客の多さ。中国人の方達もいたのかもしれないけれど、半島からフェリーで来れるほど近い日本の温泉宿としてすごく人気があるんだろうなと思わせる盛況ぶり。

 

私たちが泊まった「一禅」の宿の人も言っていたが、最近は韓国からの旅行者が予約の大半を占めているそう。由布院中に観光バスがあちこちに止まってて、歩けば聞こえてくるのは日本語以外の言語たち。アメリカ在住であり、ある意味外国人枠の私たち夫婦にとってはそこまでではなかったけど、日本に住んでる人が遊びに来たらちょっとウッってなっちゃうほどだと思う。現に、由布院駅前で入った珈琲屋の店主の方曰く、最近は外国人の波に押されて日本人観光客が全然来なくなっているとのこと。皮肉にも少し前にあった熊本での震災直後には、外国人はビビってこなくなったけどそのかわりに日本人の観光客がどっと来てくれたということもあったり。

 

まぁ何人が来ても落とすお金は日本円だし、この流れが永遠に続く訳でもないと思うけど、とりあえず由布院の現状はこんな感じです。いずれにせよ、私たち夫妻はとっても楽しませてもらいました!今度九州行くときは別府の方にも足を運びたいと思う。